社労士が伝えるHRテックツールの選び方 〜総務・人事・経理week EXPOに参加して〜

先日、東京で開催された「総務・人事・経理week」のEXPOに、代表社労士の村里が講師としてセミナー登壇の機会をいただきました。

 

このイベントは3日間にわたり、多くのSaaS企業や専門家が集まり、最新の情報や技術について議論、ご紹介をする場となります。

私は「社労士が教えるHRテックツールの選び方」というテーマで講演し、多くの方々にご参加いただきました。
この記事では、そのセミナーの内容や参加者の反応、そしてHRテックツール選びのポイントについてご紹介します。

 

 

【この記事の目次】

 

HRテックツールの重要性

現代の企業運営において、HRテックツールは欠かせない存在となっています。

これらのツールは、人事管理や労務管理の効率化を図るために導入され、その結果、企業の生産性向上に大きな好影響を与えてくれます。

特に、リモートワークの普及に伴い、オンラインでの人事管理が重要視されるようになりました。

HRテックツールを導入することで、労務管理の手間が大幅に削減され、従業員のデータ管理や給与計算、勤怠管理が自動化されます。その結果、経営者や人事担当者は本来の業務に集中できるようになります。

また、データ分析機能を活用することで、従業員のパフォーマンスや離職率の改善にも役立てることができます。
私のセミナーでは、まずHRテックツールが企業に与える影響について説明しました。

これにより、多くの参加者がHRテックツールの重要性を理解し、自社での導入を検討する動機付けとなりました。

 

ツール選びのポイント

次に、HRテックツールを選ぶ際に考慮すべきポイントについて具体的に解説しました。ツール選びは一筋縄ではいきません。

出典:「HRテックカオスマップ2023年最新版」株式会社Lifeplay

市場には多くのHRテックツールが存在し、それぞれに特徴や機能が異なります。そこで、以下の3つのポイントに焦点を当てました。

1. ニーズの明確化

まず重要なのは、自社のニーズを明確にすることです。
ツールを導入する前に、企業が直面している課題や達成したい目標を整理しましょう。

例えば、勤怠管理が煩雑であれば、勤怠管理に特化したツールが必要です。
また、従業員の評価制度を見直したい場合は、評価管理機能が充実したツールを検討するべきです。

このステップでは、必要な機能と不要な機能をリストアップすることが有効です。
これにより、ツール選びの際に優先順位をつけやすくなり、自社に最適なツールを見つけやすくなります。

ニーズを明確にすることで、後々の導入プロセスもスムーズに進めることができます。

2. ツールの比較と評価

次に、市場に出ている主要なHRテックツールを比較・評価する方法について説明しました。
比較する際の評価基準としては、コスト、使いやすさ、サポート体制、カスタマイズ性などが挙げられます。

特に中小企業では、導入コストが重要な要素となることが多いため、コストパフォーマンスを重視する必要があります。また、ツールの使いやすさも重要です。

導入後に従業員がスムーズに使用できるかどうかを確認するために、無料トライアルやデモ版を活用することをお勧めします。

サポート体制についても、導入後のトラブルや疑問点に迅速に対応してくれるかどうかを事前に確認しておくことが大切です。

ツールの比較と評価においては、実際に使用するユーザーの声を参考にすることも重要です。

ユーザーレビューや導入事例を調査し、自社に似た規模や業種の企業がどのような評価をしているかを確認することで、より実践的な視点からツールを選ぶことができます。

3. 導入プロセスの計画

最後に、ツールを導入する際のプロセスについて話しました。
スムーズな導入を実現するためには、事前の計画が不可欠です。導入プロセスを計画する際には、以下のステップを考慮しましょう。

ステークホルダーの巻き込み
導入に関わる全ての関係者を巻き込み、意見を集めることが重要です。これにより、導入後のトラブルを防ぐことができます。


社内教育
新しいツールを導入する際には、従業員に対する教育が不可欠です。ツールの使い方をしっかりと教育し、実際の業務にどのように活用するかを示すことで、従業員が抵抗なく新しいツールを使いこなせるようになります。

サポート体制の整備
導入後のトラブルや疑問点に対応するためのサポート体制を整備しましょう。内部サポートチームを設置することや、外部のサポートサービスを利用することも検討すべきです。

さらに、導入後のフォローアップも重要です。ツールの効果を定期的に評価し、必要に応じて改善策を講じることで、HRテックツールの導入効果を最大化することができます。

 

セミナー参加者の反応

今回私は”タレントマネジメント、労務、勤怠、給与の一気通貫SaaSシステム”「One人事」さんのブースでセミナー登壇させていただきました。

労務、勤怠、給与のシステム開発の際にお手伝いさせていただいた経緯があり、是非セミナーでお話しされませんか?とお声掛けいただきました。

セミナー中、参加者の方からは多くの質問が寄せられました。特に、具体的なツールの比較や導入事例に関する質問が多く、皆さんの関心の高さを感じました。

また、参加者からは「非常に実践的な内容で参考になった」「早速自社で検討したい」という声が多く寄せられ、セミナーの成功を実感しました。

実際にセミナー終了後、多くの参加者が個別相談に訪れ、自社の具体的な課題やニーズに合わせたツール選びについて相談してきました。

これにより、参加者がセミナーの内容を自社で実践するための一歩を踏み出すことができたと感じています。

  

まとめ

今回のセミナーを通じて、HRテックツールの選び方について多くの方々と共有することができました。
HRテックツールは、企業の生産性向上や労務管理の効率化に大きく貢献するツールです。

しかし、その選び方には慎重な検討が必要です。

自社のニーズを明確にし、適切な評価基準でツールを比較し、スムーズな導入を計画することで、効果的なHRテックツールの活用が可能となります。

今後も、このようなセミナーやイベントを通じて、企業の皆様に有益な情報を提供していきたいと考えています。
次回のセミナーやイベントにもぜひご参加いただければ幸いです。

HRテックツールの導入を検討している企業の皆様には、今回のセミナー内容が参考になり、実際の導入に役立てていただければと思います。

また、HRテックツールの選び方に関する個別相談や具体的なツールの導入支援も行っておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

私たちの目指すところは、企業がより良い環境で効率的に業務を進めるためのお手伝いをすることです。

 

セミナー登壇時の詳細資料

こちらは、東京で開催された「総務・人事・経理week」EXPOで登壇した際にお話ししました内容を「One人事」さんがホワイトペーパーとしてブラッシュアップしていただいたものです。

【ダウンロードは画像をクリック⬆︎】

セミナーのテーマである「社労士が教えるHRテックツールの選び方」について、主なクラウドツール、具体的な選定基準やツールの比較方法などを詳細にまとめてあります。

HRテックツールの導入を検討している企業の皆様にとって、実践的で役立つ情報が満載ですのでぜひ、ご参考ください。

 

関連リンク

 

以上が、私が「総務・人事・経理week」のEXPOで講演した内容のまとめです。

HRテックツールの選び方について、ご参考になれば幸いです。ご意見やご質問がありましたら、ぜひお知らせください。

「取り組みたいけど自社にはどのツールが合うのか…」
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